一般に高収入と言われている「医師」という職業だが、特に勤務医の場合周りを見渡しても裕福な暮らしをしている人は少なく、
教育費や住宅ローンのため給与が上がるはずのベテランになるほど経済的苦境が深まっている。
大学病院勤務だと尚更ではないだろうか。
並みの生活ができれば良いと思っている医師も多いが、
インフレが徐々に進む中で並みの生活を目指していると20年後には厳しい生活が待っている。
特に、住宅ローンや子供の教育費の支払いが出てくる30-40代になって、給与が上がらないと必然的に家計は苦しくなる。
今後も高所得勤務医は増税の餌食となるので手取りが上がることはないだろう。
このまま勤務医を続けるべきか、開業するべきか…ほとんどの医師が悩む問題だ。
平均的な医師の収入については下のリンクを参考にしてほしい。
専門性を活かしつつ、勤務医として経済的な苦境を回避・脱却する「いいとこどり」な方法はないのだろうか？
そこで勤務医が開業医並みに稼ぐ3つの条件について解説していく。
収入を増やす: 最低2000万円額面で稼ぐ
病院を変える、もしくはバイトで税引き前年収2000万円を達成することが第一の条件です。
積極的に転職エージェントを利用することで効率良く転職先を見つけることができるだろう。
転職はハードルが高くても転職活動は無料ですし、いつでも辞めることができますから、
気になる方はまずエージェントに相談すると良いだろう。
下リンクから無料相談できる。
可能であれば勤務先の病院を多くすれば社会保険料を抑えることができるので、検討するべきだ。
メインの職場の所得を抑えることが重要だ。
欲を言えば、個人事業主や経営者となって事業所得を得ることができれば、
開業医並みに手元にお金を残すことができる。
Dr.ラスさんの運営するウェブサイト「お金の外来」でも同様に事業所得を作る重要性を説明しているので参考にどうぞ。
専門性を活かそうと思うなら
専門性を活かして、講演会を数多くこなすのも手だ。
また、専門性を活かして書籍を沢山執筆することや
医療機器のコンサルティングもできるかもしれない。
また、非常に重要だが、副業のできない公立病院はオススメしない。
退職金がかなりもらえる可能性もあるが、政府も地方自治体も財政が厳しいので現在の水準の退職金がもらえる可能性は低い。
もし現在と同じ金額の退職金をもらえても20-30年後には世界的に少しずつインフレが進行する可能性が高いので(アメリカを含めた欧米では当たり前ですが、日本は進まないかもしれない。。そうするとさらに厳しい。)、
退職金を待つより、今稼げる金額を増やして投資に回す方がインフレに対しても強いだろう。
ボーナスも税金の面では不利だ。
支出を減らす: 地位財を増やさない
お金を生み出さない、見栄のため、周りの目を気にするだけの物は買わない。
これが第二の条件だ。
ブランドバッグや外車、さらに不必要な専門医もそうだろう。
ブランドバッグや外車といった高級品は個人で購入した場合、
一般的に使用する目的で購入すると価値が低下して行くだけだ。
購入する場合は事業所得を獲得してから経費として購入することだ。
下の動画もぜひ参考にどうぞ。
ただし、自分の人生を豊かにする浪費、
例えば家族との旅行や友人との食事はむしろお金をかけるところだと考える人もいる。
私もその考えだ。
投資をする: 株式/不動産
第３条件は必須だ。
勤務医はいくら頑張っても額面で2000-4000万円、手取りで1500-2000万円前後が関の山だ。
投資でお金を増やさないことには開業医並みのお金は手に入らない。
参入障壁が低い株式投資(投資信託)は特にNISAやidecoといった非課税制度もあるので早めに開始することが必須だ。
最近では海外では伝統的な投資スタイルの１つとされるインデックス投資が広まってきた。
早めにネット証券講座を開設しよう。
全世界or全米インデックス投資は利回りも5%前後です。
近年の低金利で貯金は置いておくだけでは全くお金が増えないので長期であればプラスサムゲームであるインデックス投資は積極的に活用しよう。
金融資産がある程度貯まった段階で、不動産投資を考えよう。
不動産投資のメリットは自分が持っている資金より多くの資金を融資を受け、借りてきてレバレッジをかけることができることだ。
また、不動産もインフレに強く、定期的なインカムゲインを得ることができるのも大きな魅力だ。
しかし、良い物件に出会うのは難しく、手間もかかるので必ず勉強してから投資を始めることが非常に大切だ。
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