TECLとは
TECLの正式名称は「Direxion Daily Technology Bull 3X Shares ETF: ディレクション デイリー テクノロジー 3倍ETF」。
このティッカーシンボルがTECLになる。
通称 「テクル or テックル」と呼ばれる。
TECLは、正式名称にもあるように「レバレッジを3倍」掛けているETFのことを言う。
TECLが3倍としている元の指数(インデックス)は米国の上場企業であるSPGIが算出している「テクノロジー・セレクト・セクター指数(ティッカー:IXTTR)」だ。
TQQQもほぼ同じような株価の動きをする。
TECLの構成銘柄
TECLの代表構成銘柄は以下の通り。
時価総額加重平均型になっており、インデックスは3の倍数の月に定期見直しがある。
2021年6月末時点では74銘柄で構成されている。
今後も定期的に銘柄の変更があると考えられ、購入を考えている、既に保有している人はチェックが必要だ。

ポイントとしてはApple(APLL)とマイクロソフト(MSFT)の割合が高いということ。
NVIDIAも含まれている。
一方でTESLAが含まれておらず、またBNPLの隆盛で勢いが失われつつあるVISAが含まれているのは懸念だろう。
TECLのチャート

TECLの特徴を活かした投資戦略とは
TECLはほとんど分配金をださないので、投資戦略としてはキャピタルゲインを追及することになる。
うまく使えば、大きなリターンを得られる可能性があり、上昇相場の時は大きく上昇する反面、下落相場の時は急激に下落するのもTECLの大きな特徴だ。
コロナショック後の株価上昇時では上昇幅の大きな投資対象だった。
注意点は以下の通り。
1,まず、ボラティリティが高く、投資資産額の上下動が大きいこと。
上昇傾向の長期チャートだけを見て購入すると、下落時の価格変動に驚く方もいるかもしれない。
2, 次に経費率がやや高いこと。
経費率は1.01%。例えばS&P500のレバレッジ3倍ETFであるSPXLも0.96%なので、レバレッジ3倍のETFの経費率は1%前後が目安と考えられる。
しかし、非レバレッジETFだと0.1%未満の経費率のETFも多いので割高に感じるだろう。
3, 最後に上下動を繰り返すことで資産総額が減衰することが避けられない性質があること。
横ばいやボックス相場だと、レバレッジをかけた分の資産額まで戻らず、資産総額が減少していくことがある。逆の複利効果となる。
簡単に言うと上昇局面でうまく使える投資対象だ。
ただ長期的に見ても今後情報セクターやテクノロジーセクターは株価上昇が見込めるので保有する価値はあるかもしれない。
上昇相場ではQQQや楽天レバナス、iFreeレバレッジ NASDAQ100も同様に魅了的だろう。
医師の場合投資資金を作るには病院を移って所得を増やすか、バイトで増やすのが必須。
下のリンクを参考にして、転職エージェントに相談するのが近道かもしれない。

なおこの記事の記載はあくまでも筆者の見解ですので、読者の皆さんに当てはまる訳ではありません。
記事内の投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断で行っていただきますようお願い致します。
本記事の内容にて判断を行い投資した場合に生じた損害について、筆者は一切責任を負いかねます。
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