今米国債券投資が熱い【医師の資産形成】

医師の資産形成

年内まで0.75~1%の利下げ 早ければ9月利下げ開始へ(2024年8月)

米ドル建債券の投資魅力が高まっています。

2024年8月15日現在、米国の長期金利のベンチマークとなっている米国10年国債利回りは、4%を割り込み3.9%台と約6ヵ月ぶりの水準まで低下したもの、依然として高い水準を保っています。

今後の米金融政策の先行きを占う上で注目された7月30日~31日のFOMCにおいて、FRBは事前の予想通り、政策金利を8会合連続で据え置きました。また、FOMC会合終了後に行われた記者会見にてパウエルFRB議長は、早ければ次回9月の会合で利下げを行う可能性があることを示唆しました。

その後、8月2日に発表された7月の米雇用統計の結果を受けて、世界の株式市場がパニック状態に陥ったことなどもあり、2024年末時点の政策金利は現行水準より1%程度低くなるとの予想が浮上しています。

政策金利であるFF金利の先物取引をもとにシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が算出する予想確率は、8月16日時点では0.75%の利下げが42.7%、1.00%の利下げが41.9%と利下げ幅に対する見方が拮抗しています。

9月17~18日に開催するFOMCでの利下げはほぼ確実視されていますが、市場が期待する大幅な利下げが実現するかどうかは、今後のインフレ動向や景気動向等に注視する必要があります。いずれにしても、米国が金融政策を転換するシナリオを今から想定しておく必要がありそうです。

金利の低下は債券価格の上昇要因

債券価格と金利は逆相関する関係にあります。一般的に金利が下がると債券価格が上昇し、金利が上がると債券価格が下落します。

例えば、市場金利が低下すると、高いクーポンを持つ既発行の債券は魅力的な投資対象となるため、需要が増加し、価値が上がります。

反対に、市場金利が上昇すると、新たに発行される債券と比べてクーポンの低い債券の価値は下がり、価格は下落することになります。

ただし、上記は一般的な内容を説明したものであり、債券価格は、実際には債券の需給動向や残存期間、景気動向、為替相場、発行体の信用状況等によって上記の通りにはならない場合があることに注意が必要です。

以上を踏まえて、次にゼロクーポン債における年利回りと残存期間との関係を確認しながら、金利が下がることによる債券価格の変動について説明します。

利回り・残存年数と債券価格の関係


ここでは金利低下局面(例:現在 4%⇒1年後 3%)における債券価格の変化について考えてみます。

例として、残存年数5年、利回り4%の債券を購入し、1年後に金利が低下していたケースを想定します。
理論上の債券価格は約8.1%上昇することになります。

この変化率は、残存年数が長い債券ほど大きくなる傾向があります。

一方で、残存年数20年、利回り4%の債券を購入し、1年後に金利が低下していたケースを想定します。


この場合の理論上の債券価格は約24.9%上昇することになります。

つまり、金利低下局面では残存年数の長い債券を購入する方が、価格上昇の恩恵を受け易いことが分かります。

ではどのような債券商品を買えばいいのか?

これはあくまでも私個人の考えですが、米国10年債、20年債といった商品。あるいは債券ETFが妥当かもしれません。ETFでいうとAGGなどです。リスク許容度の高い方はTMFなどのレバレッジ型ETFも良いかもしれません。

そしてFXを活かした運用を債券投資に回すのも有効でしょう。


しかし、そのような資金がないという方は医師の転職サイトを利用して給与アップを狙いましょう。いつかと言っていてはあっという間に時間は過ぎてしまいます。

人生は思ったより短いものです。

今こそ動く時ではありませんか?



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