一括投資 vs. 積立投資
投資を始める時、追加資金ができたときに迷うのが投資資金を一括でドーンと投入するか、数ヶ月から数年に渡って積立投資するかではないだろうか。
それぞれに一長一短があるので解説していく。
また、わかりやすく解説しているwebsiteやブログも紹介するので参考にしてもらいたい。
一括投資、積立投資のメリット、デメリット 比較
分散投資はよく集中投資(一括投資)よりも推奨されると言われるが、2つの意味がある。
投資対象の分散と時間の分散 (これが今回説明する積立投資)だ。
前者は投資する対象の分散なのに対して、後者は時間を分散して積み立てするような場合のことを言う。
いずれも分散させると、元本割れのリスクや相場の上下による損失を少なくすることができる。
つまり、株価が高値の時には購入できる量が少なくなるし、株価が安い時には購入できる量が多くなる。
多くのブログやwebsiteでこの分散投資の重要性が説かれている。
ドルコスト平均法はこの時間的分散による積立法のことを指す。
たぱぞうさんのブログでもわかりやすく解説されている。
一方でこの積立にもデメリットがある。それは資産形成に時間がかかることだ。
裏を返せば、時間をかければ右肩上がりの投資対象であれば、株価の上下が少なく徐々に資産を増やして行けるということだ。
しかし、最初の資金が少ないと10年,20年かかってやっと1,2千万円ということも十分考えられる。
特に投資初期には複利の力を感じることは難しいだろう。
下の三井住友銀行のサイトではその値動きがわかりやすくグラフになっている。
たぱゾウさんのブログの下の記事でもこの一括投資と、分散投資についてわかりやすく解説している。
両学長のリベラルアーツ大学の記事。

一方で集中投資のメリットはなんだろうか?
集中投資のメリットは右肩上がりの良い相場で投資効率が非常に良いことだろう。
ただこのような投資対象というのは限られているのと、たとえS&P 500指数に連動する投資信託やETFでも評価額の上下が必ずある。
もちろんS&P500指数はこれまで長期で見れば多少の上下はあっても右肩上がりで推移しているので、一括購入してそのまま放置が最も効率が良い。
(もちろん未来は読めないが)
多少の値動きに耐えられる精神的なリスク許容度が高い方にとっては長期一括投資が妥当な投資対象の可能性が高いと言える。
条件が良ければその際にレバレッジETFがうまく活用できることもある。
まとめると、
- こんな相場は積立投資でしょう。
- 1, 先が読めない、2, 値動きが大きい可能性がある、3, 投資のタイミングがわからない。
- こんな相場は一括投資でしょう。
1,右肩上がりが期待できる金融相場。2, 超長期で必ずホールドできる投資上級者のインデックス投資。
私の場合は積立投資をVTI やSP 500で行いつつ、セクターETFなどを状況をみてドンと一括投資している。
前に説明したコアサテライト 投資でコアの部分は積立のVTI。
サテライトはセクターETFで下がった時(VIX25-30)にガツンと買うわけだ。
長期ではSP500に連動したインデックスETFは常にプラスとなることが知られている。下記のページ内のグラフを見てみて欲しい。
VTIかSP500で迷っている方はこちら
皆さんもご自身で一度勉強してみてはいかがだろうか?
なおこの記事の記載はあくまでも筆者の見解ですので、読者の皆さんに当てはまる訳ではありません。
記事内の投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断で行っていただきますようお願い致します。
本記事の内容にて判断を行い投資した場合に生じた損害について、筆者は一切責任を負いかねます。
また、そもそも投資の余力がない方はバイトや常勤先での給与を上げる必要があるし、投資家医師のほとんどが高待遇の病院やクリニックで働いているのも事実。
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